町内紹介

東雲町(とううんちょう)

町内の歴史・特徴

東雲町一・二丁目は、直江津駅の南に位置し、平成12年の直江津駅南口開設に伴い急速に宅地開発が進み、現在世帯数800戸を超え、子どもも多く、町内行事はとても盛んに行われています。

町名の由来と歴史

昭和41年10月10日、町名改正に伴い、夜明けを意味する「しののめ」から東雲町と名付けられたと言われています。当時は「しののめちょう」と読みましたが、昭和46年4月、直江津市・高田市が合併して上越市が誕生した際、「しののめ」が当用漢字に読みが無いことから「とううんちょう」と読み方を変更しました。

屋台の歴史と特徴

祇園祭参加の経緯と屋台の歴史

東雲町は祇園祭に参加して今年で43回目(令和元年現在)となります。
昭和51年、当時の青年会はリヤカーにベニヤ板で飾り付けた手作りの「船屋台」を子どもたちに引かせ町内を巡行しました。その勢いで町外(旭区)まで行きましたが、当時は地区連に加盟していない等の事情で止められ、悔しい思いで町内に戻りました。
その後、町内会と青年会が祇園祭参加の検討を重ね、多くの方のご協力とご縁もあり、翌昭和52年に沖見町から貴重な屋台(昭和4年製造)を借り受けて地区連に加盟し、その年の7月より本格的に祇園祭に参加する事ができました。この屋台は現在も直江津屋台会館にて保存されています。
現在の屋台は、町民の皆さま、町内事業所各社のご支援とご協力をいただき、平成19年(2007年)7月に新造しました。

屋台の見どころ

東雲町の屋台は、総欅(けやき)造りで、細かい細工が施されています。
東西南北に守り神として四神獣(東・青龍、南・朱雀、西・白虎、北・玄武)の彫刻があります。また屋台四角の「総(房)」の色でそれぞれの神獣を表しています。(青⇒竜、赤⇒鳥、白⇒虎、緑⇒亀)
四神獣は中国新和における架空の神様ですが、それぞれの特質を生かして特に日本では方位の守り神として、祀られています。
また、屋台船の船首部分には「鯛」の彫刻が埋め込まれています。これは職人の遊び心と言われていますが、是非探してみてください。

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