地区連日記

一番俵‼

2020/07/29

 八坂神社さんの参道に響き渡る威勢の良い男達の掛け声は、来年こそ聞けるのでしょうか?

  皆さんこんにちは直江津地区連会長の佐藤です。
直江津の長い歴史の中で今年は淋しい夏を迎え私は今、悲しい思いと何か気が抜けたような複雑な心境でこの文章を綴ってます。未だに終息の兆しが見えないこのウィルス禍は、感染による人との密接を避ける為に祇園祭を中止という結果へと追い込みました。年に一度の大花火大会。屋台運行での太鼓やお囃子の音色。そして本来なら本日行われる予定だった御饌米奉納。毎年恒例だったこのイベントが中止となり、当たり前のように参加していたこの祇園祭に対し私自身、改めて考えさせられる事があります。それは、お祭りは多くの方の協力、助け合いや人との熱い思いへの繋がりで成り立っているという事です。

これはあくまでも私の持論ですが、祇園祭最日    ( 御せん米奉納一番俵! )

このように八坂神社さんの境内に響き渡るこの威勢の良い掛け声は、今年も豊作を迎えた喜びと無事お祭りを終えた事による感謝の意を、お祭りに携わった多くの方へ敬意を表す言葉のように感じ取れます。

情報化社会が進み人との繋がりが希薄な傾向にある現代の私達は一人ひとりが改めて人との繋がりの大切さを考え、皆さんの周りの大切な人を思い浮べ、改めて考えてみるきっかけとしてみてはいかがでしょうか?

今日は感謝という思いの俵を背負って皆で御せん米奉納をしましょう。( ありがとう一番俵‼ )

直江津地区連合青年会 会長 佐藤忠世 (旭区)