直江津について
直江津の歴史
古くは奈良時代、聖武天皇による「国分寺建立の詔」によりこの地に国府がおかれ、越後の政治の中心として栄えましたが、福島城廃城・高田城移転により衰退、近年になって鉄道・海路を中心に交通の要衝となり、工業地帯としても再び活気を取り戻しました。
しかし近年は郊外への人口流出が激しく、年々人口が減ってきており、様々な課題が挙げられています。
年表
| 706年(慶雲3年) | 直江津に国府(国主・威奈大村)が置かれる |
|---|---|
| 741年(天平13年) | 聖武天皇の国分寺建立の詔により五智国分寺が建立される |
| 762年(天平宝字6年) | 水門都宇(直江津)の名が初めて史書に見られる |
| 1207年(建永2年) | 親鸞聖人が国府に配流される |
| 1223年(貞応2年) | 貞応廻船式目に江澗(直江津)が日本海七湊のひとつとして記載される |
| 1331年(元徳3年) | 越後安国寺が建立される? |
| 1384~87年(至徳年間) | 至徳寺が建立される? |
| 1502年(文亀2年) | 越後地震が発生 |
| 1562年(永禄5年) | 長尾輝虎(上杉謙信)が五智国分寺を再興する |
| 1578年(天正6年) | 御館の乱がおこる 御館の乱のより越後安国寺、至徳寺が焼失する |
| 1607年(慶長12年) | 堀秀治が福島城を築城を開始する |
| 1614年(慶長19年) | 松平忠暉が福島城を廃し高田城を築城、城下町を高田に移行する 今町祇園社(現八坂神社)の神輿の高田出張がはじまる |
| 1666年(寛文6年) | 越後高田地震が発生 |
| 1689年(元禄2年) | 松尾芭蕉が来越、直江津でも句を残す |
| 1751年(寛延4年) | 高田地震が発生する |
| 1847年(弘化4年) | 善光寺地震が発生(上越地方でも数日後に大規模な余震) |
| 1871年(明治4年) | 直江津で大火(木沢火事)がおこる(782戸焼失) |
| 1872年(明治5年) | 柏崎学校今町分校(現直江津小学校)が開校する 直江津郵便取扱所(現直江津郵便局)が開設される 荒川橋が再興される(通行料金を取る) |
| 1873年(明治6年) | 新潟・直江津間の定期航路が開設される |
| 1878年(明治11年) | 直江津今町・今町の呼称をやめ「直江津」とまとめられる 明治天皇が巡幸される |
| 1886年(明治19年) | 信越本線が開通、直江津駅が完成する |
| 1889年(明治22年) | 町村制により「直江津町」となる(人口1万人) |
| 1892年(明治25年) | 直江津・沢根(佐渡)間に定期航路が開設される |
| 1898年(明治31年) | 直江津駅が現在地に移転する 直江津で大火(八幡火事)がおこる(1,618戸焼失) |
| 1906年(明治39年) | 直江津で大火(ながさ火事)がおこる(1,041戸焼失) |
| 1907年(明治40年) | 上越電気会社が開業し各所に電灯が設置される |
| 1911年(明治44年) | 直江津三・八市が開始される |
| 1912年(大正元年) | 直江津港が国の指定港となる |
| 1913年(大正2年) | 北陸本線が全線開通する |
| 1915年(大正4年) | 森鴎外が「山椒大夫」を発表する |
| 1927年(昭和2年) | 昭和二年大雪・直江津で3.2mを記録 |
| 1940年(昭和15年) | 直江津駅舎改築(3代目・山小屋風) |
| 1945年(昭和20年) | 第二次世界大戦による直江津黒井空襲がある |
| 1947年(昭和22年) | 昭和天皇が巡幸される 直江津中学校が開校する |
| 1948年(昭和23年) | 古城小学校が開校する |
| 1951年(昭和26年) | 直江津港が国の重要港湾に指定される |
| 1954年(昭和29年) | 市制を施工し「直江津市」となる 直江津南小学校が開校する |
| 1964年(昭和39年) | 国道18号が開通する |
| 1965年(昭和40年) | 大洪水が発生 |
| 1966年(昭和41年) | 直江津港が国際港の指定を受ける |
| 1971年(昭和46年) | 高田市と合併し「上越市」」となる |
| 1980年(昭和55年) | 上越市立水族博物館が開館する |
| 1988年(昭和63年) | 五智国分寺本堂が焼失する 佐渡汽船ターミナルビルが完成する 直江津橋が開通する(架け替え) |
| 1990年(平成2年) | 直江津に「上越市レインボーセンター」が開設される 室蘭との定期航路が開設される(現在は廃止) |
| 1991年(平成3年) | 祇園祭の神輿の川下りが復活する |
| 1994年(平成6年) | 直江津屋台会館が開館(現在は閉鎖) |
| 1995年(平成7年) | 七・一一水害が発生 |
| 1996年(平成8年) | 博多との定期航路が開設される(現在は廃止) |
| 1997年(平成9年) | 五智国分寺本堂が再建される |
| 2000年(平成12年) | 直江津駅舎改築(4代目・現在) |
| 2012年(平成14年) | 中部電力上越火力発電所の運転が開始される |
参考文献
「直江津町史」 1954年/直江津町
「郷土資料辞典 新潟県 観光と旅」 1970年/人文社
「上越市史」 1991年/上越市
「上越市観光辞典」 1997年/上越市
「上越の100年」 2001年/上越市
「Wikipedia」






