地区連日記
轆轤Σ(゜Д゜)
2014/02/21
皆さんお疲れ様です
寒い日は温かいお茶が飲みたくなりますね
そこで今日は茶碗や湯呑についている足について話をしたいと思います
茶碗や湯呑についている足は『糸底』と呼ばれています
これは轆轤(ろくろ)を使うと良く分かるのですが、この部分は最後に糸で切って仕上げるのでこの名があります
では何故『糸底』があるのでしょうか
糸底はデザインでも安定性のためでもなく実は製作工程上の理由でつけられています
陶器を焼くためには約1300℃という高温で焼き上げる必要があり、この時に原材料がこの高い温度に反応して抵抗が生じ製品にひずみが生まれます
このひずみを逃がそうとする結果、底に割れ目が出来てしまうそうです
そこでつけられたのがこの足の部分になります
足をつければ底の接触面積が少なくなるので抵抗が少なくなり割れ目が生じなくなるそうです
実は自分も『安定』とか『持った時の熱さ対策』だと思ってました
会長八木でした