地区連日記

直江津港(’-’*)♪

2013/09/03

直江津港の歴史は古く、遠く古代にさかのぼります
 
越後国府(=現在の県庁)が頚城地方に置かれたといわれていることから、古代から交通の拠点としての港 があったと推測されますが、歴史に登場するのは中世に入ってからです
 
 鎌倉時代になると「直江の津(=港の意)」は、海上交通の要衝として、確固たる地位を築きます
 

 小説「山椒大夫」(森鴎外)には「直江の津」が登場し、母 と子の悲しい別れの舞台となっていますこの物語からは、当時、この地が東西交流の分岐点となっていたことがうかがえます
 
親鸞聖人がこの地に流されたの も、京の都を中心とした当時の文化圏からすれば、辺境に流罪となったものと受け止められます
 
港を最大限活用したのは、「越後の虎」としてその名を馳せた上杉謙信関東一体までその勢力を広げた謙信の財政基盤は、「あおそ青苧」という麻を都に送っ て得た莫大な利益だったといわれています

 
帰りの船に様々な物資と共に都の情報までも積み込み、持ち込んだのではないかと想像すると、やはり港は文化の入 口といえるでしょう
 
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