地区連日記
ソメイヨシノ(染井吉野)桜の誕生
2014/04/17
おはようございます
会長の古川です
第89回高田城百万人観桜会は、4月20日の日曜日までとなっております。
残すとこあと3日に、なってしまいました。
今年もあとわずかで、さくらの花びらが舞い散ってしまいます
桜の花の寿命は、はかないもので、開花してから、長くて2週間といわれています。
今回は、上越市の高田公園や各地方で咲いている、ソメイヨシノの誕生についてお話しさせて頂きます。
江戸時代になると、武家や貴族だけでなく、一般の人びとも訪れる事のできる、お花見の名所が各地で作られるようになりました。
江戸時代に、桜の品種改良も盛んに行われたといいます。
ソメイヨシノの桜も、その一つになります。
ちなみに桜は、バラ科になります。
ソメイヨシノ(染井吉野)は、江戸時代末期(一説に中期)に江戸染井村(現在の東京都豊島区)の植木屋が「吉野桜」と称して売り出されて、世に出た桜になります。
ピンクの花で園芸種(北海道〜九州)に植栽されております。
両親はオオシマザクラ(大島桜)とエドヒガン(江戸彼岸)になります。
オオシマザクラは白い花で、分布は、伊豆諸島になります。
公園などに植えられ、園芸種の母種で、さくら餅の葉としての利用など人生と関わり深い桜になります。
エドヒガンは、ピンクの花で、別名をアズマヒガンといいます。
分布は、本州、四国、九州になります。
山地に自生し、栽培される落葉高木で、長寿の桜として有名であります。
ソメイヨシノは、歴史とも深く関わっています。
明治維新の新政府は、徳川時代から続くもろもろの体制を積極的に排除しました。
桜の世界においても同様なことが行われました。
今まで、桜の名所にあったヤマザクラは、政府の意向で新しく登場したソメイヨシノに植え替えられ、全国に植え広がっていきました。
歴史の出来事までも影響をおよぼして来ているなんて、桜の力は凄いと驚きました
ソメイヨシノの桜の歴史は、奥が深いなぁと感じた今日この頃でした(^-^)